数多くの仮想通貨の中でもとりわけ愛好家が多く、今後の展開について目が離せないコインの一つがリップル(XRP)です。リップルは国際送金の高速・低コスト化を目的に作られました。世界各国の政府・金融機関や企業もリップルと提携しており、新しいデジタル金融システムの構築を担う存在として期待されています。
その一方でXRPの証券性を巡り、米証券取引委員会(SEC)との間で長期的な裁判を継続していることから、仮想通貨市場の注目をあつめています。リップルへの投資を考える中で、以下のような疑問を抱えている方も多いでしょう。
- リップルの価格はいつ上がる?
- 裁判に勝ったらリップルの価格はどこまで上がる?
- リップルはいつまでガチホすればいい?
本記事では、上記のような疑問をお持ちの方のために、リップルの今後の見通しについて解説します。
リップルの概要、将来性がある理由、今後の価格予想、最新動向などに焦点を当てて詳しく見ていきましょう。
リップル(XRP)とは?最新動向と将来の可能性を解説
リップル(XRP)は、国際送金を高速かつ低コストで行うために開発された仮想通貨です。リップル社が提供する「XRP Ledger」というブロックチェーン技術を使い、世界中の金融機関や企業と提携しています。
ティッカーシンボル・通貨単位 | XRP |
ブロックチェーン | XRP Ledger(XRPL) |
上場年月日 | 2012年6月 |
価格 | ¥81.64※ |
時価総額 | ¥4,642,525,516,368.80(およそ4兆6000億円)※ |
時価総額ランキング | 7位※ |
総供給量(発行上限) | 1,000億枚 |
コンセンサスアルゴリズム | XRP LCP(XRP Ledger Consensus Protocol) |
国内取扱取引所 | CoincheckbitbankSBI VCトレード、GMOコイン など |
公式サイト | https://ripple.com/ |
リップルの主な特徴
- 高速で安い送金
- 送金スピード:約3秒
- 手数料:約10円
- 独自の技術
- XRP Ledgerを利用し、送金や金融取引を効率化。
- 幅広い用途
- 国際送金だけでなく、NFTやDeFi(分散型金融)にも活用可能。
最近の価格動向
年月 | 価格動向 |
2013年 | XRP上場。上場価格は約0.005ドル |
2013-2016年 | 大幅な価格変動はなく、0.01~0.05ドルで推移 |
2017年12月 | 仮想通貨バブルの影響により約2.5ドルに到達 |
2018年1月 | 上場以来最高値である、3.4ドルを記録 |
2018年12月 | 仮想通貨市場の下落の影響を受け、0.3ドル程度まで下落 |
2019-2020年 | 0.1-0.7ドルの範囲で推移 |
2020年12月 | 米国証券取引委員会(SEC)による提訴を受け、約0.3ドルまで下落 |
2021年4月 | 2度目のピークである1.95ドルを記録 |
2021-2023年 | 0.3-1.0ドルの範囲で推移。2023年1月、XRP保有者に仮想通貨フレア(FLR)がエアドロップされたものの、市場価格は反応を見せず。 |
2023年7月 | SECとの訴訟が進展した影響で、約0.4ドルから0.8ドルへ一時的に上昇。 |
- 2023年7月:SECとの裁判進展により価格が急上昇。
- 2024年11月現在:0.66~0.48ドルの範囲で推移中。上昇には0.66ドルを超える必要があるとされています。
将来の可能性
リップルは、以下の理由から将来性が期待されています:
- 国際送金システムの刷新
現在主流のSWIFTに代わる新しい規格「ISO20022」に対応する数少ない仮想通貨。 - CBDC(中央銀行デジタル通貨)との連携
世界各国の中央銀行と協力し、新たなデジタル通貨の開発を支援。 - ETF承認への期待
リップルがETF(上場投資信託)として承認されれば、大量の資金流入が見込まれます。
価格予測
リップルの価格は、以下のように上昇する可能性があります(フィボナッチ分析より):
- 1.6倍の水準:約5.3ドル
- 2.6倍の水準:約8.4ドル
- 3.6倍の水準:約11.6ドル
このサポートラインを超えたときは大きな上昇が期待できます。
まとめ
リップル(XRP)は、送金の効率化や多くの企業との提携により、将来的にさらに注目される仮想通貨といえます。ただし、価格の動きには裁判の進展や市場の状況も影響します。投資を検討する際は、リスクを十分に理解した上で行いましょう!